アルバイトの応募

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メダカカレッジの基本方針 by 大上丈彦 (主宰)

メダカカレッジは二つの基本方針から作られた会社です。
一つは「わかりやすい入門書を作る」、もう一つは「東大の運動部の学生に安定したアルバイト先を供給する」です。

後者を先に説明します。運動部の学生は「買いたたかれる」環境が揃っています。東大生が一番やりやすいバイトといえば塾講師や家庭教師ですが、それらは全て「常識的な時間」に設定されています。しかし運動部は毎日練習があるんだよ、と。練習を休めばいいじゃんか。その通りでしょう。それが可能な人は休めばよろしい。でも、運動部は基本的に練習を休みたくないんだよ、と。そして、後輩にメシをおごるにはカネがいるんだよ、と。そうなると次に考えるのは夜中のバイトですよね。しかし夜中はコンビニなど、時給1000円級のバイトしかない。本来は時給3000円の仕事ができる人材なのに、夜の「良い時間」が使えないために時給1000円になってしまいます。これはもったいない。

また、教材作成的な仕事を「個人で受ける」場合と「組織で受ける」場合の違いもあります。ある予備校が教材作成を外部の個人に委託した場合、その担当者が病気等により委託が失敗に終わるリスクは、予備校自身が負わなければなりません。そうすると結局はそのリスク分だけ時給は低く設定されるか、そもそも個人には発注しない、と、こういうことになります。一方、組織(会社)に委託する場合は、担当者個人の失敗のリスクを委託組織に押しつけることができます。したがってその分の単価(時給)を上げることができます。これが個人ではなく組織で仕事を受ける際のメリットです。

つまり、メダカカレッジは学生が個人では受けられない仕事を一括で受けてそれを学生に卸しています。簡単に言えば、学生の時給を上げ、メダカカレッジは学生の「上がった分の時給」から、会社運営に必要な分を少しもらう。例えばもともと夜中に時給1000円でバイトしていたとすると、それを時給3000円に上げて、上がった2000円のうちから少しもらう。学生は時給が上がるし、教材作成を委託した会社は教材の安定供給を受けられる、というwin-winなアイディアです。ちなみに、この仕事に関してはメダカカレッジはあまり儲けません。鵜飼いの鵜庄になるつもりはなく、学生を安く使うというシステムではありません。できる限りの報酬を支払うつもりです。その理由は後述します。

前者のほう、「わかりやすい入門書」について。これはある事柄について理解したときに「なーんだ、そんなことならそうやって書けよなぁ!こんなんなら俺が書いた方がわかりやすい本書けるぞ」と思ったことはないですか?まあ実際にわかりやすい本を書けるかどうかは別ですよ。基本的にわかりやすさというのは相対的なもので、読む人によく響く言葉で書かれているかどうかが本質で、そもそも万人向けの「わかりやすさ」などというものは存在しません。だったら「いろいろな種類の入門書があっていいだろう」というのが私の主張。全ての人が同じ入門書で入門する必要などないでしょう。だいたいね、画一的な教科書で入門するなんてのは前時代的ですよ。これからのインターネットの時代、いろいろな人が先生になったり生徒になったりすることが大事だと思います。wikipediaなんかもそういう発想ですよね。メダカカレッジは童謡「めだかの学校」に出てくる♪誰が生徒か先生か、から取った社名です。東大にはシケプリがあるでしょう。発想はそれです。たいしたアイディアではありません。優秀なシケプリを作ったら、それを世に出しましょう、ということです。とにかく、入門書が固定概念にとらわれていてはいけません。魂のこもった一言の詰まった入門書、どうですか?よさそうでしょ。

私が本当にやりたいことは、そういったわかりやすい入門書を書くこと(あるいは、誰かが書いたわかりやすい入門書を読むこと)です。本来は自分だけで「わかりやすい入門書の執筆」みたいなことだけをやっていても良かったのかもしれません。しかし!実際はそのような「クリエイティブなことだけ」をやっていたって革新的なものは産まれてきません。一人で悶々としていてもロクなことにはなりません。議論や会話などの「他人との相互作用」によりクリエイティビティは刺激されるものです。また、単純な作業なら、投資した時間に比例してモノが作られるかもしれませんが、クリエイティブなことは違います。むしろ、無駄の中にこそ創造のタネが転がっているものです。そもそも「俺ならこうやって書く!」という欲望自体が、非効率な勉強をした結果に生まれてくるものです。え、わかりやすい入門書を作っちゃったら他人の創造のタネを奪っちゃうじゃないかって?そんなことはありません。自然科学は「壁」に囲まれています。最先端とは山の頂ではなく、「大きな壁の前」のことです。そして努力とは「壁」に対してアタックするための言葉です。小さい壁に躓いている人を早く引き上げて、みんなで大きな壁にアタックする。これが人類の使命でしょ。私自身も、自分より前にいる人から引き上げてもらいたいと思っています。そうすると結論として、「わかりやすい入門書を作るには、何らかの『場』が必要」ということです。

そういう「場」の一つが、メダカカレッジです。まあ、任意団体でやっていても良かったのかもしれません。しかしながら、フワフワとした目的の任意団体が長続きするわけがない、と、私個人は思っています。「継続を邪魔しようとする力」を仮に「三日坊主力」とすると、フワフワした目的だけでは絶対に三日坊主力に対抗しきれません。対抗できる偉い人もいるかもしれませんが、少なくとも私には無理です。そこで、メダカカレッジのもう一つの目的、「運動部の学生に安定的なアルバイトの供給」です。これが「鵜飼いの鵜庄になるつもりはない」の理由です。運動部の学生に安定的なバイト先を供給することで、会社は回り、相互に刺激される場が作られます。そこでは儲けなくてもいいのです。「会社が安定的に回る」ことが目的となると、普通は「手段の目的化」と言われ、だめなことと考えられていますが、メダカカレッジの場合はそれではありません。会社が安定的に回ることによる「クリエイティブな場の創造」です。

もう一度書きます。メダカカレッジは、学生から搾取して利益を上げるビジネスモデルではありません。学生に安定的なバイト先を供給して、学生が「オーダー通りの仕事」をしていれば自ずと「俺ならこうやるのに」というアイディアが出てくるものです。そうしたら、そのアイディアのプロデュースには会社としてバックアップして、また、そのバックアップ時にはきちんと会社としての取り分をもらいます。また、そういったことにより、私自身も刺激を受けるでしょう。

というわけで、「メダカカレッジでバイトしたい」という場合、クリエイティブなことをやりたい、というのも歓迎しますし、いわゆる頭をあまり使わない「単純作業がいい」とか「下請け的な仕事をしたい」というのも歓迎します。担当者にご相談下さい。バイトや執筆の他、webを作れる/作りたい、TeX、iPad/iOSプログラミングをやってみたい、データベース処理、など、プログラミング技術やデザイン技術に関して興味ある人も歓迎です。本社に遊びに来るだけでも歓迎です。学生にはメシと酒はいくらでもおごります。

アルバイトについて

メダカカレッジのアルバイトは基本的にスカウトです。現時点でメダカカレッジと関係のない方で、上記趣旨にご賛同いただき、アルバイトをやってみたいという方はこちらのコンタクトフォームからスタッフにその旨ご連絡下さい。

  1. スタッフにアルバイトやりたいという話を伝える。
  2. このページから「登録情報を事務系に送信」。←たぶん、今ここ。
  3. スタッフ用ページを見るためのIDとパスワードが届く。
  4. お仕事ありますページへ行く。または、チームリーダーから仕事をもらう。
  5. 20日締め、月末払い(月初になることもあります)。

メダカカレッジでのアルバイト登録はこちら

メダカカレッジのアルバイトは基本的にスカウトです。現時点でメダカカレッジと関係のない方で、上記趣旨にご賛同いただき、アルバイトをやってみたいという方はこちらのコンタクトフォームからスタッフにその旨ご連絡下さい。
※なお送信された情報は社内のみで使用し不特定多数に公開したりはしません。

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